夏は来ぬ(なつはきぬ)歌詞ひらがな‥卯の花の

夏は来ぬ(なつはきぬ)歌詞ひらがな‥卯の花の

夏は来ぬ(なつはきぬ)は、佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲の日本の唱歌で、卯の花(ウツギの花)、ホトトギス、五月雨、田植えの早乙女、橘、蛍、楝(おうち)、水鶏(くいな)といった初夏を彩る風物を歌い込んでいる。2007年に日本の歌百選に選出されている。

「夏は来ぬ」は文語で、「来」(き)はカ行変格活用動詞「来」(く)の連用形、「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の終止形で、全体では「夏が来た」という意味。2015年3月14日に開業した北陸新幹線の上越妙高駅で発車メロディとして使用されている。

夏は来ぬ(なつはきぬ)歌詞ひらがな

佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲

うのはなの におうかきねに
ほととぎ はやもきなきて
しのびねもらす なつはきぬ

さみだれの そそぐやまだに
さおとめが もすそぬらして
たまなえううる なつはきぬ

たちばなの かおるのきばの
まどちかく ほたるとびかい
おこたりいさむる なつはきぬ

おうちちる かわべのやどの
かどとおく くいなこえして
ゆうづきすずしき なつはきぬ

さつきやみ ほたるとびかい
くいななき うのはなさきて
さなえうわたす なつはきぬ



夏は来ぬ みんなのうた

1979年6月-7月にNHK『みんなのうた』で放送された。同番組で放送された楽曲は同年2月放送の『早春賦』に続く、三枝成章(現:三枝成彰)編曲による日本童謡第2弾で、1・2番は原曲に近いリズムで編曲されているが、3番は一転してシンコペーションを活かした8ビートで編曲されている。

2011年から始まった「みんなのうた発掘プロジェクト」によって、1979年版の映像が見つかり、2012年3月19日深夜(3月20日未明)放送の『みんなのうた発掘スペシャル』で1979年版の再放送が行われた。また、2011年4月27日にビクターエンタテインメントから発売されたCD『NHKみんなのうた 50 アニバーサリー〜おしりかじり虫〜』には三枝の編曲による楽曲が収録された。

卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が(※原曲は「賤の女(しずのめ)が」) 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

橘の 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ

 

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の‥持統天皇

春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
(はるすぎて なつきにけらし しろたへのころもほすてふ あまのかぐやま)

持統天皇 新古今集夏175

 

まとめと関連情報

夏は来ぬ(なつはきぬ)は、佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲の日本の唱歌で、卯の花(ウツギの花)、ホトトギス、五月雨、田植えの早乙女、橘、蛍、楝(おうち)、水鶏(くいな)といった初夏を彩る風物を歌い込んでいる。2007年に日本の歌百選に選出されている。

夏は来ぬ(なつはきぬ)歌詞ひらがな‥卯の花の

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