2024年(令和6年)の恵方詣り‥

2024年(令和6年)の恵方詣り‥

恵方詣り(えほうまいり)とは‥

そもそも、恵方詣り(えほうまいり)とは、1月1日(元日)にその年の恵方にある社寺に参拝してその年の幸福を祈願する古来の正月行事の一つです。恵方参りとも呼ばれます。恵方とは歳徳神が在位する方角で、十干に従って毎年変わります。

歳徳神(としとくじん、とんどさん)は、ほとんどの暦において、最初の方のページに王妃のような姿の美しい姫神の歳徳神を記載されていますが、陰陽道で、その年の福徳を司る神で、年徳、歳神、正月さまなどともよばれます。

恵方詣りの形

居住地から見て恵方に当たる社寺に参詣するのが、江戸時代までの恵方詣りの形でしたが、明治以後、都市周辺に鉄道網が発達すると、恵方詣りの対象も郊外・遠方の有名社寺に広がるようになり、競合する鉄道会社間(国鉄を含む)では元日の参詣客を誘引するために宣伝合戦とサービス競争が行われたようです。

こうしたことから、鉄道による郊外・遠方の有名社寺への「恵方詣り」は盛行を見せる一方で、年ごとに変わる恵方に対して、方角に関係のない「初詣」という言葉が広告によく使われるようになり、大正時代以後は「初詣」が主に使用されるようになったとか‥。元日の参拝先を恵方に限定しない「初詣」の普及に置き換えられる形で、恵方詣りの慣習は衰退したようです。

 

2024年(令和6年)の恵方とは?

カシオの計算サイトでは、西暦から恵方(えほう)の方角を計算します。歳徳神の在する方位を恵方と言い、陰陽道では福徳の神とされ、その方角に向かって事を行えば縁起が良いとされています。2024年(令和6年)の恵方は、「東北東やや東」です。

2023年(令和5年)の恵方とは?

カシオの計算サイトでは、西暦から恵方(えほう)の方角を計算します。歳徳神の在する方位を恵方と言い、陰陽道では福徳の神とされ、その方角に向かって事を行えば縁起が良いとされています。2023年(令和5年)の恵方は、「南南東やや南」です。

恵方とは‥簡単に‥

その年の十干 (じっかん) によって定められる、最もよいとされる方角。その方向に歳徳神 (としとくじん) がいるとされる。吉方 (きっぽう) 。明 (あ) きの方 (かた) 。

ひとすぢの道をあゆめる恵方かな 青畝

阿波野青畝(あわの せいほ):1899年(明治32年)2月10日 – 1992年(平成4年)12月22日)。奈良県出身の俳人。本名は敏雄。旧姓・橋本。原田浜人、高浜虚子に師事。昭和初期に山口誓子、高野素十、水原秋桜子ととも「ホトトギスの四S」と称された。「かつらぎ」主宰。

恵方とはこの路をたゞ進むこと 高浜虚子

恵方とはこの路をたゞ進むこと 高浜虚子

恵方巻とは

恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に恵方を向いて無言で食べると良いとされる巻き寿司のこと。商都大阪の花街で節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのに始まったといわれていますが、その起源の定説は未だ存在せず不明な点が多いとか‥。

現在は「節分の夜に、恵方に向かって願い事を思い浮かべながら丸かじり(丸かぶり)し、言葉を発せずに最後まで食べきると願い事がかなう」とされています。

セツブンソウ(節分草)とは

セツブンソウ(節分草、学名:Eranthis pinnatifida)は、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草。和名セツブンソウは「節分草」の意で、早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることからこの名がある。

可憐な花は人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっている。セツブンソウの自生地として有名な場所は、埼玉県小鹿野町、栃木県栃木市(星野の里)、広島県庄原市(総領地域)、山口県岩国市など。

願わざれど草は生え、願わざれど花は散る

以下、このサイトからの引用です。

願ってなくても草は生えてきます。そろそろ、雪の合間から白い顔を覗かせてきます。節分草が咲き出します。そして、福寿草も。かわいい花たちです。でも何時までも咲いてくれません。願わなくても散ってしまいます。この光景が今月の言葉です。まさに無情です。

まとめと関連情報

そもそも、恵方詣り(えほうまいり)とは、1月1日(元日)にその年の恵方にある社寺に参拝してその年の幸福を祈願する古来の正月行事の一つです。恵方参りとも呼ばれます。恵方とは歳徳神が在位する方角で、十干に従って毎年変わります。

2024年(令和6年)の恵方は、「東北東やや東」、2023年(令和5年)の恵方は、「南南東やや南」です。

 

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