巳は上に‥己‥已‥(已己巳己)の違いと読み方・覚え方

巳は上に‥己‥已‥の違いと覚え方

これまで漢字の違いを気にすることがなく、雰囲気で覚えていたのですが、日本人であれば
漢字の細かな違いや意味をしっかりと勉強すべきであることを、漢検博士が教えてくれました。感謝です。

ちなみに、己(下につく)は、小学生のときに、克己君という優秀な友達がいましたので、はっきりと漢字を覚えることができました。克己は、「力を尽くして成し遂げる、勝つ」という意味です‥。

 

 

已己巳己の読み方、覚え方

漢検博士によれば、已己巳己は「いこみき」と読みます。互いに似ていることをたとえる言葉とのこと。人名の「たつみ」の書き方にも、「辰巳」と「辰己」があって昔から混同されてきたらしい。そこで、昔の人は、こんな素晴らしい歌を作ったんだとか‥素晴らしい!

「巳(み)は上に、己(おのれ)己(つちのと)下に付き、半ば開ければ已(すで)に已(や)む已(のみ)」


これは覚えてくべき先人の知恵ですね。
※俳優の辰巳 琢郎(1958年8月6日 -)さんの「巳」は上につく字です。

已、己、巳のそれぞれの意味や違いについて

ここで、それぞれの漢字の違いや意味いついての解説です。ぱっと見ると区別がつきにくいのですが、拡大すると、その違いがはっきりとわかりまます。

まずは、然形のです。

読みとしては、イ や(める) のみ。古文に出てくる已然形の「已」の訓読は「すでニ」です。すでにそうなっている状態を表す活用です。やむ(已む=終わる)とも読む漢字です。已然形は「ば」や「ども」に接続し、例えば「見れば」は「見たので、見てみると」という意味となります。

 

次に、の漢字です。は十二支の6番目にあたる字で、干支ではへびを表す漢字です。

最後に、の漢字です。己は古くから方角や暦を表すときに使われてきた十干(じっかん)のひとつでもあります。このとき、己は「つちのと」と読みます。

 

 

已を使った四字熟語、生滅滅已 (しょうめつめつい)

生と死が滅して、現世を超えること。仏道修行によって、生死ある世界を葬り去って、涅槃ねはんへと到達すること。

 

読みが難しい4字熟語

阿諛追従 あゆついしょう 相手の気に入られようと、こびへつらうこと
曖昧糢糊 あいまいもこ はっきりとしないさま
侃侃諤諤 かんかんがくがく 遠慮することなく、さかんに議論するさま
玉石混淆 ぎょくせきこんこう すぐれたものと劣ったものが入り混じっていること
苦心惨憺 くしんさんたん あれこれと心を砕いて苦労を重ねること

 

 

まとめと関連情報

読み方や書き方がわからない漢字って、けっこうあるものですね、‥
こちらの漢字は読めますか??

海月、水母、水月

海豚、海獺、海星

巳は上に‥己‥已‥の違いと覚え方

 

 

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