立秋の候の読み方と意味(時期)と挨拶の例文など

立秋の候の読み方と意味(時期)

立秋とは‥読み方や意味

立秋は「りっしゅう」と読みます。で、立秋の意味ですが、二十四節気の一つで立春から数えて13番目、例年ですと8月7日ごろになります。立秋には、期間としての意味もあり、次の節気の処暑前日までの期間が「立秋」の期間となります。

夏が極まり秋の気配が立ち始める日。七月節(旧暦7月)。『暦便覧』では「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と説明されています。

二十四節気の中では、私たちに馴染みが深く、かつ重要な夏至・冬至の二至春分・秋分の二分は併せて二至二分(にしにぶん)と呼ばれ、これに四立(しりゅう)の立春・立夏・立秋・立冬を併せて八節(はっせつ)と呼びます。

 

二十四節気とは

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、その名が示すように、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとの季節(期間)です。二十四節気は、そもそも、中国の戦国時代の頃、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつで、一年を12の「節気」と12の「中気」に分類し、それらに季節を表す名前がつけられています。

こちらは、2022年二十四節気一覧(早見表)です。(カシオの計算サイトにて計算。便利です)

七十二候(しちじゅうにこう)とは

七十二候(しちじゅうにこう)とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、二十四節気をさらに約5日ずつの3つの期間に区分したものです。大寒の初候、七十二候では欸冬華となり、ふきのはなさくと読みます。ちなみに、大寒の中候は、七十二候では水沢腹堅(きわみずこおりつめる)、さらに、大寒の末候は、七十二候では鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく)となります。

立秋の期間の七十二候

・初候(第37候):涼風至(すづかぜいたる): 涼しい風が立ち始める(8/7~8/11頃)
・次候(第38候): 寒蝉鳴(ひぐらしなく): 蜩が鳴き始める(8/12~8/16頃)
・末候(第39候):蒙霧升降(ふかききりまとう): 深い霧が立ち込める(8/17~8/21頃)

 

 

立秋の候とは(時候の挨拶)

この立秋の時期(8月7日~5月21日)に手紙などで使う時候の挨拶として、「立秋の候」を使うことができます。立秋の候は、次の二十四節気「処暑」の前日まで使え、たとえば、「立秋の候」「立秋の折から」「立秋の砌(みぎり)」などとして使います。

立秋の季語を使った俳句

 

   白き花赤き花秋立ちにけり 子規

 

 

まとめと関連情報

立秋は二十四節気の一つで立春から数えて13番目、例年ですと8月7日ごろになります。立秋の候は、次の二十四節気「処暑」の前日まで使え、時候の挨拶として使うことができます。

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