どんな運命が愛を遠ざけたの‥ユーミンの魅力とは(歌詞から)

どんな運命が愛を遠ざけたの‥ユーミンの魅力とは(歌詞から)

この独特な表現に引き込まれます。

なげやりな別れの気配だけで
すでに、輝きが二度と戻らないことを
絶望感とともに感じ、
隙間から忍び込んでくる宵闇が
追い打ちをかける

このようなユーミンの独特な闇の描写は
「夕闇をひとり」の歌詞の中の、夕闇をひとり歩いているから
に通じるものを感じます。あるいは、「朝陽の中で微笑んで」の歌詞の中の
カード一枚ひくように決まるさだめがとてもこわい、なにか共通する感情を感じるのですが‥

なげやりな別れの気配を
横顔に漂わせ

 

ふりむけばドアの隙間から
宵闇がしのび込む

 

どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きはもどらない
わたしが今死んでも

高層ビルの窓辺から
夕闇に包まれていく街並みを眺めながら
ランプに明かりを灯した瞬間に

街は沈み‥(こんな表現ができれば‥)

輝きはもどらない
今死んでも‥

でも、そう思いながらも
思わず、

冷たい壁に耳をあてて
靴音を追いかけた‥

絶望感の中でも、遠ざかる靴音を追いかけてしまう、
そんな心情が理解できるような気がします‥

ランプを灯せば街は沈み
窓には部屋が映る
冷たい壁に耳をあてて
靴音を追いかけた

 

德永英明 – 翳りゆく部屋 live from VOCALIST & SONGS 2 TOUR

「翳りゆく部屋」 松任谷由実が1976年にリリースした“荒井由実”名義によるラスト・シングル。 荘厳な美しさの中に深い哀しみを刻み込んだ重みのあるバラードで、本作のレコーディングのなかで 「自分はこれからもボーカリストとしての“匠”を目指していこう」という意欲を德永に与えてくれた一曲でもある。


『翳りゆく部屋』(かげりゆくへや)とは

『翳りゆく部屋』(かげりゆくへや)は、荒井由実(現:松任谷由実)の7枚目のシングル、そして荒井由実時代の最後のシングルでもある。1976年3月5日に東芝EMIからリリースされた。規格品番:ETP-20227。

1989年12月21日にCDシングルとして再発された。初のベストアルバム『YUMING BRAND』および『sweet,bitter sweet〜YUMING BALLAD BEST』にはalbum mixで収録。

まとめと関連情報

 

どんな運命が愛を遠ざけたの
輝きはもどらない
わたしが今死んでも

 


どんな運命が愛を遠ざけたの‥ユーミンの魅力とは(歌詞から)
ユーミン(松任谷由実)の魅力とは
ユーミンのアルバム:YUMING BRAND

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