君子蘭蟻頭をふりて頂に 加藤楸邨‥意味や花言葉

君子蘭蟻頭をふりて頂に 加藤楸邨

俳句歳時記では「君子蘭」は春の季語です。そんな君子蘭を使った加藤楸邨さんの句です。
ちなみに、「くんしらん あり ずをふりて いただきに」と読むようです。俳句を調べていると、興味深いサイトがいくつもあることに気づきます。

君子蘭蟻頭をふりて頂に 加藤楸邨

 

加藤楸邨(かとう しゅうそん)

1905年(明治38年)5月26日 – 1993年(平成5年)7月3日。
日本の俳人、国文学者。本名は健雄(たけお)。位階は従四位。

水原秋桜子に師事。初期は『馬酔木(あしび)』に拠ったが、苦学する中で同誌の叙情的な作風に飽き足らなくなり、人間の生活や自己の内面に深く根ざした作風を追求、石田波郷、中村草田男らとともに「人間探求派」と呼ばれた。第二次世界大戦後は戦災や社会運動への参加などを経て幅の広い作風を展開、また主宰した『寒雷』では伝統派から前衛派まで多様な俳人を育てた。

クンシラン(君子蘭)とは

クンシランは春に咲く豪華な花だけでなく、つややかな葉を一年中楽しめる多年草です。
名前にランがついていますが、ラン科ではなくヒガンバナ科クリビア属の植物です。クンシランの和名はクリビア・ノビリスですが、日本国内ではウケザキクンシラン(受咲き君子蘭) の園芸品種が一般にクンシランと呼ばれています。市場に多く出回っているのは、オレンジ花のクリビア・ミニアタです。

クンシラン(君子蘭)の基本情報


学名 Clivia
科・属 ヒガンバナ科・クンシラン属
原産国 南アフリカ
別名 受け咲き君子蘭(ウケザキクンシラン)

クンシラン(君子蘭)の花言葉

クンシランの花言葉は「誠実」、「貴い」、「情け深い」です。
クンシランは明治時代に初めて日本にやってきたのですが、そのときに輸入されたクンシランが、clivia nobilis(クリビア・ノビリス)という品種だったため、日本語で「高貴」を意味する「nobilis」にちなんで、博識である高貴な人のことを指す「君子」というが和名に付けられました。花言葉の「貴い」もノビリス(nobilis)が「高貴」を意味することが由来となっています。

まとめと関連情報

「君子蘭」は春の季語です。そんな君子蘭を使った加藤楸邨さんの句の紹介です。

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