大学に沙翁講義や花水木 山口青邨‥意味や花言葉

大学に沙翁講義や花水木 山口青邨‥意味や花言葉

ハナミズキ(花水木)は春の季語で、沙翁(さおう、しゃおう)とはシェークスピアのこと(
「沙」は「沙比阿」などの略)。ハナミズキ(花水木)を使った俳句の紹介です。

大学に沙翁講義や花水木 山口青邨

山口 青邨(やまぐち せいそん)

1892年〈明治25年〉5月10日 – 1988年〈昭和63年〉12月15日。
岩手県出身の俳人、鉱山学者。東京大学名誉教授。

本名は吉郎(きちろう)。初号は泥邨。高浜虚子に俳句を師事、工学博士として東京大学に勤めながら俳誌「夏草」を主宰。

ハナミズキ(花水木)とは

ハナミズキ(花水木)は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。日本へは1912年にワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木として知られており、庭木や街路樹によく使われます。リンネの『植物の種(英語版)』(1753年) で記載された植物の一つです。英語では「犬の木」を意味する dogwood (ドッグウッド)と呼ばれます。

ハナミズキ(花水木)の基本情報

学名 Cornus florida
科・属 ミズキ科ミズキ属
原産国 北米
別名 アメリカヤマボウシ

ハナミズキ(花水木)の花言葉

ハナミズキ(花水木)の花言葉は「華やかな恋」「私の思いを受けてください」。


花よし、葉よし、実よしと、三拍子そろった花木です。シンボルツリーにはもってこい!洋風・和風問わず庭木として最適です。若木のうちは幹がまっすぐ伸びて円錐形に育ちます。主幹を切り芯を止めたり、成木になると樹冠が横に広がります。北海道などの極寒地でも植えられ、沖縄でも育ちます。暖地でも秋には葉がみごとに紅葉します。果実が真っ赤に熟します。丈夫で育てやすく、鉢植えでも大丈夫です。

沙翁(さおう、しゃおう)とはシェークスピアのこと

「沙」は「沙比阿」などの略。「翁」は高齢の男の人の敬称で、16~17世紀に活躍したイギリスの偉大な劇作家シェークスピアへの思いがこめられています。江戸から明治にかけて西洋文明が日本に入ってきたときに、固有名詞の多くを漢字で表しました。

イギリスを「英吉利」と書いて「英国」とし、ヨーロッパを「欧羅巴」と書いて「欧州」としたのと同じ発想です。

トルストイやナポレオンを漢字で表記すると‥

ちなみに、トルストイは漢字では「杜翁(とおう)」、ナポレオンは漢字では「奈翁(なおう)」と表記します。

ウィリアム・シェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピア(英語: William Shakespeare, 1564年4月26日(洗礼日) – 1616年4月23日(グレゴリオ暦5月3日))は、イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。

卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、もっとも優れた英文学の作家とも言われており、また彼の残した膨大な著作は、初期近代英語の実態を知るうえでの貴重な言語学的資料ともなっています。

出生地はストラトフォード=アポン=エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1613年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』をはじめ、『ロミオとジュリエット』『ヴェニスの商人』『夏の夜の夢』『ジュリアス・シーザー』など多くの傑作を残した。『ヴィーナスとアドーニス』のような物語詩もあり、特に『ソネット集』は今日でも最高の詩編の一つとされています。

 

まとめと関連情報

ハナミズキ(花水木)は、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木。日本へは1912年にワシントンD.C.に贈ったサクラの返礼として贈られた木として知られています。ハナミズキ(花水木)の花言葉は「華やかな恋」「私の思いを受けてください」。

そんなハナミズキ(花水木)の季語を使った山口 青邨(やまぐち せいそん)さんの句を紹介しました。

大学に沙翁講義や花水木 山口青邨‥意味や花言葉

 

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