思惑の読み方・意味と例文について

なみ

思惑の読み方・意味と例文について

 

 

いまだにこの漢字の読み方や意味は
どうだったかぁって思うことがあります。

この「思惑」もそうです。

読み方は、「おもわく」、それとも「しわく」?違いは?

そんなときには ふりがな文庫というサイトが便利です。
このサイトの良いところは、複数のいろいろな読み方があるときに
それぞれの読み方の割合がまず表で示されていること、

それから、それぞれの読み方が、過去の小説や解説書に、
どのような例文として掲載されているかも見ることもできます。

とてもお気に入りのサイトです。

 

たとえば、思惑(おもわく)と読み方の場合、
例文として、 島崎藤村(著)「破戒」が取り上げられています。

 

気掛りなは下宿の主婦かみさんの思惑(おもはく)で——
まあ、この突然だしぬけな転宿やどがへを何と思つて見て居るだらう。
破戒/ 島崎藤村(著)

 

また、漢字については、読み方や書き順がさっぱりわからないものが
ありますが、そんなときには、こちらのサイトが便利です。
漢字・ひらがな・カタカナの「筆順(書き順)」解説

たとえば、顰蹙ですが

読み方は当然、記載されているのですが、
アニメーションを使って、漢字の書き順が確認できるのです。

⇒ 顰蹙の読み方、意味や書き順を調べた

すごくないですか?

 

ちなみに、「惑」という漢字については
四字熟語も掲載されています。

四十不惑 (しじゅうふわく)
大惑不解 (たいわくふかい)
知者不惑 (ちしゃふわく)
不惑之年 (ふわくのとし)
迷惑至極 (めいわくしごく)
迷惑千万 (めいわくせんばん)
妖言惑衆 (ようげんわくしゅう)

普段からこのようなサイトを利用していると
知識が増えていいかもです。

 

「思惑」の読み方について

「思惑」という漢字は、「おもはく」あるいは「しわく」と読みますが、知恵袋などを見ると、「思はく」と書くべきとの意見ですね。

 

そもそも「思はく」を「思惑」と書くのが当て字なのです。
「見惑(けんわく/けんなく)・思惑(しわく)」というのはれっきとした漢語 (仏教用語) です。ただ、ニュースでそのような意味に使っていたとは考えにくいようにも思います。

「おもわく」は、「思惑」などという当て字を使わず、ちゃんと「思わく」と書くようにし、そして「思惑」という熟語は「しわく」と読むのが正解であるとするのがベストでしょう。

 

「思惑(しわく)」は仏語!?

デジタル大辞泉の解説によると、思惑(しわく)とは、「仏語。修道で断ち切られる貪(とん)・瞋(しん)・痴・慢などの煩悩(ぼんのう)。修惑(しゅわく)。」と記載されています。

 

 

思惑(おもわく)の意味と例文

思惑(おもわく)の意味ですが、Goo辞書によれば‥

1.あらかじめ考えていた事柄。考え。意図。また、見込み。「なにか―がありそうだ」「―が外れる」
2.自分のしたことに対する他人の反応、評価。評判。「世間の―が気になる」
3.相場の変動を予想すること。また、その予想によって売買すること。
4.人に思いをかけること。恋心。
「何の―がありて、美形の女の方より、指爪を放しやるべし」〈浮・禁短気・二〉
5. 思いをかけた人。恋人。情人。
「この―の心算用をすまさせいでは」〈浮・禁短気・一〉

 

思わくの慣用句・熟語

出典:デジタル大辞泉(小学館)

・おもわくうり【思惑売り】:相場の値下がりを予測して売ること。見越し売り。⇔思惑買い。
・おもわくがい【思惑買い】:相場の値上がりを予測して買うこと。見越し買い。⇔思惑売り。同様の意味が野村証券のサイトにも見られました ⇒ 思惑買い(おもわくがい)分類:取引(売買):具体的な株価上昇要因がない中で、憶測や予測、噂を基に銘柄を買うこと。

 

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