我が物と思えば軽し笠の雪 其角 ことわざ

我が物と思えば軽し笠の雪 其角 ことわざ

笠の上に積もった雪でも、自分の物だと考えれば、軽く感じるから不思議だ。苦しいことも、わが身のためとなれば苦にならぬことをいう(原句は「我が雪と思えば軽し笠の上」)。江戸前期の俳人、宝井其角の俳句[1661~1707]です。

世田谷区北烏山に其角の墓:称往院

称住院(世田谷区北烏山)に其角の墓があるらしい。京王線千歳烏山駅から商店街を抜け甲州街道を越えて行くと、烏山寺町。震災復興のための区画整理で浅草、築地、本所などから寺が移転してきた。現在は26のお寺が集まっているそうだ。

雪に関する季語

雪に関する季語はこちらのサイトが参考になります。雪の漢字の付く季語はどれくらいあるのだろうかと歳時記で調べてみた結果、五十六もあったそうです。

雪、初雪、雪催、小雪、根雪、粉雪、牡丹雪、綿雪、小米雪、細雪、飛雪、吹雪、大雪、深雪、雪明り、暮雪、雪国、雪の声、夜の雪、朝の雪、雪の宿、雪女郎、雪女、雪晴、地吹雪、雪しまき、雪起し、雪囲、雪吊、雪掻、除雪、除雪車、雪踏、雪卸、雪合戦、雪達磨、残雪、雪割り、斑雪、春雪、雪蛍、雪兎、雪明り、雪安吾、雪遊び、雪折れ、雪掻き、雪垣、雪合羽、雪解風、雪野、雪汁、雪浪、雪の声、雪見酒、雪眼

 

雪にまつわることわざ

雪にまつわることわざをまとめてみました。

ことわざ・言葉 内容・意味
蛍雪(けいせつ) 蛍雪とは、苦労して学問に励むこと。多くは「蛍雪の功」の形で使う。蛍雪の功とは、苦労して勉学に励んだ成果のこと。
我が物と思えば軽し笠の雪 宝井其角の俳句[1661~1707]江戸前期の俳人。笠の上に積もった雪でも、自分の物だと考えれば、軽く感じるから不思議だ。苦しいことも、わが身のためとなれば苦にならぬことをいう。原句では「我が雪と思えば軽し笠の上」となっている。
雪は豊年の瑞(しるし) 雪がたくさん降ると豊作の年になる前触れということ
柳に雪折れなし 柳のように一見弱そうに見えるものでも、柔軟性のあるものは堅いものよりも強い
闇夜に烏、雪に鷺 暗いところに黒い烏(カラス)、白い雪の中に白い鷺(サギ)、まわりの景色に溶け込んでいて区別がつきにくいこと
冬の雪売り わざわざ買う必要がないほどあるものを売り物にしても買う人はいない、という例え


まとめと関連情報

笠の上に積もった雪でも、自分の物だと考えれば、軽く感じるから不思議だ。苦しいことも、わが身のためとなれば苦にならぬことをいう(原句は「我が雪と思えば軽し笠の上」)。江戸前期の俳人、宝井其角の俳句[1661~1707]です。

雪にまつわる言葉やことわざ・漢字
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