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長月は何月のこと?読み方や由来、異名について‥

長月は何月のこと?読み方や由来、異名について‥

長月は何月、読み方は‥

長月は「ながつき」と読みます。日本では、旧暦9月を長月(ながつき)と呼び、現在でも新暦9月の別名としても使用しています。グレゴリオ暦で年の第9の月に当たり、30日間あります。

長月の由来について

長月の語源・由来についてですが、長月の由来は、「夜長月(よながつき)」の略であるとする説が最も有力ですが、他に、「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」となり「ながつき」となったという説、「稲熟月(いねあがりづき)」が略されたものという説があります。また、「寝覚月(ねざめつき)」の別名もあります。

9月(長月)の異名

9月は長月の他に、次のような別名(異名)もあります。

いろどりづき(彩月)、いわいづき(祝月)、えいげつ(詠月)
きくさきづき(菊開月)、きくづき(菊月)、くれのあき(晩秋)
げんげつ(玄月)、けんじゅつづき(建戌月)、せいじょづき(青女月)
ちくすいづき(竹酔月)、ねざめづき(寝覚月)、ばんしゅう(晩秋)
ぼしゅう(暮秋)、もみじづき(紅葉月)

 

星もなし月は長月十四日 正岡子規

長月の季語使った、子規の一句です。

    星もなし月は長月十四日 正岡子規

 

長月の空色袴きたりけり 小林一茶

    長月の空色袴きたりけり 小林一茶

和風月名(わふうげつめい)‥意味、由来

和風月名(わふうげつめい)とは、旧暦の季節や行事に合わせたもので、現在の季節感とは1~2ヶ月ほどのずれがあります(現在の暦でも使用されることがあります)。和風月名の由来については諸説あるようですが、代表的なものは以下となります(引用:国立国会図書館)。

和風月名
旧暦の月 和風月名 由来と解説
1月 睦月(むつき) 正月に親類一同が集まる、睦び(親しくする)の月。
2月 如月(きさらぎ) 衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。
3月 弥生(やよい) 木草弥生い茂る(きくさいやおいしげる、草木が生い茂る)月。
4月 卯月(うづき) 卯の花の月。
5月 皐月(さつき) 早月(さつき)とも言う。早苗(さなえ)を植える月。
6月 水無月
(みなづき、みなつき)
水の月(「無」は「の」を意味する)で、田に水を引く月の意と言われる。
7月 文月
(ふみづき、ふづき)
稲の穂が実る月(穂含月:ほふみづき)
8月 葉月
(はづき、はつき)
木々の葉落ち月(はおちづき)。
9月 長月
(ながつき、ながづき)
夜長月(よながづき)。
10月 神無月(かんなづき) 神の月(「無」は「の」を意味する)の意味。全国の神々が出雲大社に集まり、各地の神々が留守になる月という説などもある。
11月 霜月(しもつき) 霜の降る月。
12月 師走(しわす) 師匠といえども趨走(すうそう、走り回る)する月。


⇒ 和風月名(わふうげつめい)の覚え方

まとめと関連情報

長月(ながつき)について調べてみました。長月は「ながつき」と読み、現在でも新暦9月の別名としても使用しています。長月のほかに、いろどりづき(彩月)、いわいづき(祝月)、えいげつ(詠月)などたくさんの別名もあります。


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