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実用的な秋の七草、尾花の別名と花言葉‥

実用的な秋の七草、尾花の別名と花言葉‥

春の七草が七草粥にして無病息災を祈るものに対し、秋の七草はその美しさを鑑賞して楽しむものとも言われていますが、実は、秋の七草は薬用など実用的な植物が選ばれているのです。

秋の七草は山上憶良の2首(万葉集)が起源・由来

ところで、秋の七草は以下の山上憶良の2首(万葉集)の歌が始まりです。

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」


1つ目の歌で「秋の野に咲いている草花を指折り数えると7種類ある」とし、2つ目の歌で「それは萩の花、尾花、葛(くず)の花、撫子(なでしこ)の花、女郎花(おみなえし)、また藤袴(ふじばかま)、朝貌(あさがお)の花である」と述べています。

そんな秋の七草の中から、尾花について調べてみました。

尾花とは「すすき」の別名

尾花(おばな)とは「すすき」の別名で、すすきの穂が動物の尾(きつね)に似ていることが、名前の由来と言われています。お月見にはかかせない飾りの1つです。

尾花の花言葉

尾花の花言葉は、勢力、生命力、活力、隠退、悔いなき青春、心が通じる

 

十五夜にすすきを飾る理由について

十五夜(中秋の名月)にススキを飾る理由ですが、そもそも、十五夜では秋の収穫の感謝を込めて芋や豆などの収穫物を月に供えました。しかし、稲穂はまだ穂が実る前の時期であることから、穂の出たすすきを稲穂に見立てて飾ったとことが理由のひとつです。

すすきの鋭い切り口は、魔除けになる

古くからすすきは神様の依り代と考えられていました。茎が中空(内部が空洞)のため、神様の宿り場になると信じられていたのです。また、すすきの鋭い切り口は、魔除けになるとも考えられました。そのため、お月見のすすきには悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められています。

 

秋の七草 簡単な覚え方

秋の七草の間違えのない覚え方(1)

ちなみに、秋の七草の覚え方も同じように「5・7・5・7」に合わせて、リズム良く覚える方法があります。秋の七草を下記の並び順で繰り返し口ずさみましょう。何度も口ずさむことにより、自然と秋の七草の名前が身につきます。まぁ、間違いのない覚え方ですね‥、TVのアニメ番組の主題歌を知らず知らずに覚えるようなものです。

「ハギ・キキョウ クズ・フジバカマ オミナエシ オバナ・ナデシコ」

秋の七草のちょっと変わった覚え方(2)

リズムよく覚える方法は王道ですが、それはおもしろくないので、ちょっと考えてみました。

王に聞く (秋の)花札 七草よ

で始まるものが2種(バナ、ミナエシ) ⇒ オが2個 ⇒ 王に
聞く(キク)⇒ キョウ、
花札(ハナフダ)⇒ ギ、デシコ、ジバカマ


⇒ 秋の七草 簡単な覚え方

まとめと関連情報

山上憶良の歌(万葉集)で、尾花とは「すすき」の別名です。 すすきの穂が動物の尾に似ていることが、名前の由来で、お月見にはかかせない飾りの1つです。そんな尾花の花言葉は、勢力、生命力、活力。



秋の七草 簡単な覚え方
実用的な秋の七草、尾花の別名と花言葉‥

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