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青空文庫で雪国が読めるのはいつからなのか‥

青空文庫で雪国が読めるのはいつからなのか‥

著作権が切れた パブリックドメインを有効活用している、 インターネットの電子図書館、青空文庫です。著作権が切れた作家の小説を無料でいつでも読めるため、読書好きにはたまらないサービスです。

※パブリックドメインとは、公有の(財産)、公知の(情報)、という意味の英語表現。
知的創作物について、その財産権が誰にも帰属せず社会全体で共有されている状態をパブリックドメインという。

そんな青空文庫ですが、著作権保護期間が20年延長されて、これまでの50年から、70年になることで青空文庫で読める時期は、いつになるのか、ざっと調べてみると‥

たとえば、川端康成の「雪国」は2033年から‥

日本人初のノーベル文学賞を受賞した川端康成。青空文庫で読める時期は、2023年から、10年延長で2033年になります。雪国のほか、伊豆の踊子、抒情歌、禽獣、千羽鶴、山の音、 眠れる美女、古都など…

日本のノーベル文学賞①川端康成、②大江健三郎、③〇〇???

ところで、二番目のノーベル文学賞が大江健三郎(特定の受賞作品なし)、三人目はまだですが、村上春樹さんは、いつになったら受賞するのでしょうか。

雪国の冒頭:国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。
向側の座席から娘が立って来て、島村の前のガラス窓を落した。雪の冷気が流れこんだ。娘は窓いっぱいに乗り出して、遠くへ呼ぶように、
「駅長さあん、駅長さあん」
明りをさげてゆっくり雪を踏んで来た男は、襟巻で鼻の上まで包み、耳に帽子の毛皮を垂れていた。
もうそんな寒さかと島村は外を眺めると、鉄道の官舎らしいバラックが山裾に寒々と散らばっているだけで、雪の色はそこまで行かぬうちに闇に呑まれていた。

雪国のモデルは上越線の清水トンネル‥

水上から湯沢に抜ける上越線の清水トンネルが雪国のモデルであるとされています。

Googleマップ:上越線の清水トンネル付近

三島由紀夫の「金閣寺」「仮面の告白」は2031年から‥

三島由紀夫とは
本名平岡公威(きみたけ)。父梓(あずさ)と母倭文重(しずえ)の長男として大正14年1月14日東京四谷(現、新宿区)に生まれる。満年齢が昭和の年数と一致するという点にも時代との関係がみられる。

1946年(昭和21)川端康成(やすなり)の推薦で短編『煙草(たばこ)』を発表、早熟の新人として認められ、長編『仮面の告白』(1949)で作家としての地位を確立した。この時代の三島の作風は、民主主義の確立を目ざす動向に同調せず、華麗な美の創造を目ざしたが、その根底にはニヒリズムがあって、それが同時代の読者とのきずなになっていた。

山本有三の「路傍の石」は2035年から‥

山本 有三(やまもと ゆうぞう、1887年〈明治20年〉7月27日 – 1974年〈昭和49年〉1月11日)は、大正から昭和にかけて活躍した日本の小説家、劇作家、政治家。本名は山本 勇造(やまもと ゆうぞう)。日本芸術院会員。文化勲章受章。

人道的な社会劇作家として名を成し、『嬰児殺し』『坂崎出羽守』『同志の人々』などを発表。その後小説に転じ、『波』『女の一生』『真実一路』『路傍の石』などを書き、理想主義の立場から人生の意味を平明な文体で問いかけた作風で広く読まれた。

 

まとめと関連情報

著作権が切れた パブリックドメインを有効活用している、 インターネットの電子図書館、青空文庫。そんな青空文庫ですが、著作権保護期間が20年延長されて、これまでの50年から、70年になることで青空文庫で読める時期は、いつになるのか、ざっと調べてみました。

 

青空文庫で雪国が読めるのはいつからなのか‥

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