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俳句の作り方

なみ

俳句は人生に通じるものがありますね

駆け上る松の小山や初日の出
(夏目漱石)

なな

そうなんですよ
少し勉強を始めています。

俳句といえば、夏井いつき先生が
有名ですが、最近は、日本の伝統文化などは、
外国のマニュアルのほうが
丁寧でわかりやすいこともあります。

ということで、
台湾の義守大学のPDFを参考にします。

 

俳句の作り方

 

一、俳句とは何か?

俳句は「詩」である。その為、俳句には「詩意」「詩趣」が必要である。

二、俳句の規則

1)定型:十七音(五七五)
例)古池や 蛙かわず飛とびこむ 水の音 松尾芭蕉
上五 中七 下五
かみご なかしち しもご
2)拗音・促音・撥音・長音
①拗音:「ジュース」3音、「そうしじゅ(相思樹)」4音
②促音:「きって(切手)」3音、「パッツァン(縛粽)」4音
③撥音:「マンゴー」4音、「たんご(端午)」3音
④長音:「ビール」3音、「ブーゲンビリア(九層葛)」7音

3)季語
一句一季語
:俳句は季語が必要である。季語は一句の中心・核となるもの。
義守大學應日系 日語俳句比賽官方網站 「台湾季語一覧」
http://www.aj.isu.edu.tw/interface/showpage.php?dept_mno=84203&dept_id=0&page_id=9465
俳句歳時記 季語
http://www.geocities.jp/tokihikok/masaji/haiku/kigo/
現代俳句データベース
http://www.haiku-data.jp/kigo.html

冬の季語の例
冬、冬至、時雨(しぐれ)、北風、雪、枯野、氷、息白し、寄せ鍋、焼き芋、
風邪、マスク、襟巻、手袋、餅、スキー、冬の蜂、冬の蝿、白鳥、大根、蜜柑、
落葉、枯木、枯草、葱、白菜、冬薔薇、水仙…
新年の季語の例
新年、初春、元日、初日の出、年賀状、お年玉、独楽、正月の凧、初夢…

4)俳句の句法
俳句には「切れ」が必要。「切れ」とは、一句の内、意味的に切れる場所のこと。
「切れ」の場所
①「上五の末」で切る場合: 5 / 7・5
くんぷうや / はなそうしじゅの なみきみち
例)薫風や / 花相思樹の並木道
②「中七の末」で切る場合: 5・7 / 5
やしのそら まったくはれて / なつのつき
例)椰子の空 全く霽れて / 夏の月

5)「切れ字」
「切れ字(きれじ)」:句の中に強制的に「切れ」を作る文字のこと。
「や」「かな」「けり」が代表的な「切れ字」である。
「切れ字」は一句に一回だけ。「や・かな」、「や・けり」は一緒に使えない。
6)「切れ字」を使う箇所

切れ字 上五の末 中七の末 下五の末
×
かな × ×
けり × ×

 

7)「や」:強調・詠嘆(~喲!、~呀!)

古文 現代語
N+や 薫風や 薫風よ!

8)「かな」:感動を表す。
古文 例 現代語
N+かな 春田かな N だなあ
V なる(ます
形)+しかな ~となりしかな ~となったことだなあ
9)「けり」:詠嘆・発見した驚き

古文 現代語
V(ます形)+けり 尋ねけり V たなあ
そう言えばV たのだったなあ
形)+にけり 落ちにけり V てしまったことだなあ
ない+かりけり 雲もなかりけり (雲も)ないことだなあ

 

10)「切れ」の無い句。「一物仕立(いちぶつじたて)」の句。
「切れ」のない場合は、下五の末を「かな」「けり」や名詞などにする。
例)さまざまの事思い出す桜かな 松尾芭蕉
例)いくたびも雪の深さを尋ねけり 正岡子規
例)椰子の花散る媽祖廟の石畳 有矢雄犀
11)一句中の「上五の末」と「下五の末」を同時に名詞にしない。
× 夏の雲 / ○○○○○○○ / 椰子の浜
→ ○ 夏雲や / ○○○○○○○ 椰子の浜
例えば、「夏雲」の後に「や」「に」「を」「の」などを附ける。

三、注意

1)比喩は斬新さが必要
「~のように」
「~みたいな」
「~のごとし」
「~に似る」
「まるで~」等の言
葉は陳腐な表現になり易いので使わない方が好い。
比喩や擬人化は斬新さが必要である。独自の比喩を使う。

2)形容詞・副詞を使わない
詩意が失われるので、「淋しい、悲しい、幸せだ、最高だ、うれしい、美し
い、美味しい」と言った主観的な言葉を使わずに句を詠む。例えば、「淋しい」
と言わずに淋しさを句に詠むこと。
例)こ の 道 や 行 く 人 な し に 秋 の 暮 松尾芭蕉

3)言葉の倹約・節約
俳句は短いので、省略できるものは省略する。
例えば、「氷が冷たい」の様な当たり前なことは言わない。
また、「茉莉花の花が香る」の様に同じことを二度言わない。
4)「心」「無常」「有為」等の観念的な言葉を使わない。理屈は述べない。

四 どんな物を詠じるか?

 

俳句 詠物詩 具体的な物を詠む。
叙景詩 具体的な描写による
象徴詩 物や景色が自分の気持ちを象徴する。
季節の中の生活詩。(正月、端午、中秋、冬至…)
短歌 抒情詩 自分の気持ちをそのまま歌にする。恋など。

 

五 どのように詠じるか?

1)二物衝撃(にぶつしょうげき)
:意外な二つの事物が「切れ」を挟んで、「不即不離」の関係で結ばれている事。
「切れ」の前後が因果関係になるのは避ける。
例)腸(はらわた)に春滴るや / 粥の味 夏目漱石

2)寄物陳思
(物に寄せて思いを陳述する):抽象を具象で表現する。以下の
句の作者は「冬の蜂」と言う
「物」を詠じて、自分の姿を重ね合わせている。
例)冬蜂の死にどころなく歩きけり 村上鬼城

3)俳句は事実の報告ではない。説明や解説はしない。
4)季語を中心に詠む。先ず季語を決めてから詠むと詠み易い。

六 子どもの俳句 (一部、平仮名を漢字に変えてある。)

金子兜太・あらきみほ『小学生の俳句歳時記』
(2001 年 蝸牛新社)より
1、座禅会胸の中まで蝉の声 (小6男)
2、秋 晴 や ぼ く の 折 鶴 飛 び た が る (小1男)
3、栗ご飯おしゃべり混ぜて食べている (小3女)
4、舞い落ちる木の葉に風がまた当たる (小5男)
5、風鈴に風が言葉を教えてる (小4女)
6、菜の花が月の電気を付けました (小1女) 油菜花、芥菜花
7、叱られたみたいに朝のバラが散る (小2女) 薔薇
8、星を見る目から涼しくなってくる (小4男)
9、話してる文字が出そうな白い息 (小6男)
10、紫陽花の庭まで泣きに行きました (小6女)

七 チェックリスト

1)17 音(五、七、五)、季語1つ、切れ1つ。「詩意」「詩趣」。
2)一句の中心・核は「季語」である。季語を中心に客観的に描写する。
3)「や・かな」、「や・けり」は一緒に使わない。「切れ字」は一句に一回だけ。
4)上五と下五が、同時に名詞で終わるのを避ける。
5)「切れ」の前後を、「不即不離」の関係にする。但し、因果関係は避ける。
6)当たり前のことは言わない。「冷たい氷」は、「氷」だけで十分。
7)同じことを二度言わない。「茉莉花の花」は、「茉莉花」だけで十分。
8)形容詞・副詞を避ける。

 

春の季語一覧(季語を分類し列挙したもの)

・本項における季節の分類は、二十四節気に基づく節切りとする。「新年」は1月1日から1月15日ごろまでの期間を指す。
・本項における季語の分類は、以下に示す9項目とする。
1.時候 :季節・月の名称など天文 :天文と気象に関すること。
2.地理 :山・川・海・陸地など色々な地理に関すること。
3.人事 :人の暮らしに関すること。
4.行事 :年中行事を始めとする行事全般。
5.忌日 :著名人の忌日(命日)[要出典]。
6.動物 :動物一般。ただし、その語のままで食べ物にもなるもの(食べ物としての印象が強いもの)は食物にも分類する。
7.植物 :植物一般、および、旧来の日本の本草学で植物に分類されていた生物全般(主に真菌類)。ただし、その語のままで食べ物にもなるもの(食べ物としての印象が強いもの)は食物にも分類する。
8.食物 :食物全般[要出典]。

現代の歳時記に登録されている季語の数について

驚くなかれ、現代の歳時記ではおおむね5000を超えるの季語が収録されているそうです。

春の季語一覧(時候​)

春 – 初春 – 二月 – 睦月 – 旧正月 – 寒明け – 立春 – 早春 – 春浅し – 冴返る – 余寒 – 春寒 – 遅春 – 春めく- 魚氷に上る – 雨水 – 獺魚を祭る – 二月尽 – うりずはん(「潤い初め」の琉球方言) – 仲春 – 三月 – 如月 – 啓蟄 – 鷹化して鳩となる – 龍天に登る – 初朔日 – 春分 – 彼岸 – 春社 – 三月尽 – 晩春 – 四月 – 弥生 – 清明 – 花冷え – 蛙の目借時 – 田鼠化して鶉となる – 穀雨 – 春深し – 八十八夜 – 春暑し – 暮の春 – 行く春 – 春惜しむ – 夏近し – 弥生尽 – 四月尽 – 春の日 – 春暁 – 春の朝 – 春昼 – 春の夕 – 春の暮 – 春の宵 – 春の夜 – 朧月夜 – 暖か – 麗か – 長閑 – 日永 – 遅日 – 木のかきごうり – 芽時 – 花時 – 寒さ – 鶯 – 春風 – 春雷 – 三春 – 九春 – 春の暁 – 春陽

夏の季語一覧(時候​)

初夏(新暦5月、旧暦4月〈卯月・清和〉)立夏(5月6日ごろ) – 夏浅し – 夏めく – 薄暑 – 麦の秋 / 小満(5月21日ごろ) – 五月尽く 仲夏(新暦6月、旧暦5月〈皐月〉)芒種(6月6日ごろ) / 入梅(6月11日ごろ) – 梅雨寒し / 夏至(6月21日ごろ) – 白夜 – 短夜(明け易し) / 半夏生(7月2日ごろ)晩夏(太陽暦7月、旧暦6月〈水無月〉)小暑(7月7日ごろ) / 炎昼 – 夏の暁 – 夏の夕(夏夕べ) – 夏の夜(夜半の夏) – 梅雨明 – 冷夏 / 土用入(7月21日ごろ) – 土用 – 三伏 – 盛夏(炎帝) – 暑さ / 大暑(7月23日ごろ) – 極暑 – 溽暑 – 熱帯夜 – 灼く / 秋近し – 涼し – 土用明 – 夏の果 – 夜の秋

 

台湾、義守大学とは

義守大学(ぎしゅだいがく、英語: I-Shou University、公用語表記: 義守大學)
台湾・高雄市大樹区学城路1段1號に本部を置く中華民国の私立大学である。義联集団(E United Group)の創始者の林義守によって1986年に建校された「高雄工学院」が前身。中華民国の教育部の大学令によって1997年義守大学に改称された。義守大学建学の精神は「務実と創新」である。現在の学長は陳振遠博士である。

 

夏井いつきの超カンタン!俳句塾・夏井いつき

毒舌キャラで人気の俳人・夏井先生の手にかかれば、ありきたりな平凡な句があっと驚くイメージ豊かな一句へと早変わり! 本書は、そのミラクルな言葉の化学変化の秘密を初公開。5・7・5にパズルのように言葉をはめ込めば、脳を鍛えて幸せホルモン・ドーパミンが泉のごとく湧いてくる。俳句を詠めば、脳が若返る! ストレスに強くなる! 脳科学者・茂木健一郎氏の対談を収録。

●内容情報
プレバト(MBS/TBS系全国ネット毎週木曜よる7時~)で大人気!
辛口先生の発想術を初公開!

●目次
第1部 対談 茂木健一郎×夏井いつき 俳句こそ人生だ!(俳句で脳トレ!老けない脳の作り方/俳句で人生が楽しくなる!頭もよくなる!/俳句で脳が若返る!認知症も防げる! ほか)/第2部 辛口先生の俳句道場 「仕事」を詠む(平成の仕事人の俳句・四〇句を徹底添削!/表記の基本/基本の型 ほか)/第3部 これぞ才能アリ!秀句を味わう(夏の俳句/秋の俳句/冬…新年の俳句 ほか)

●著者情報
夏井いつき(ナツイイツキ)1957年(昭和32年)5月13日 – )
TBS系バラエティ番組『プレバト!!』で俳句ブームに火をつけた人気俳人。俳句集団「いつき組」組長。「100年俳句計画」の志を掲げ、俳句の豊かさ、楽しさを伝えるべく、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、webの各メディアをはじめセミナー、句会ライブなどで活躍中。2015年より俳都松山大使。

 

まとめと関連情報

季語をいろいろ調べる中で、角川書店の「合本 俳句歳時記 第三版」に関するブログ記事に出会った。非常に興味深い内容であり、早速に、合本 俳句歳時記を中古で購入してみた。その人のブログ記事は2019年で更新が止まっているが、また、再開されることはあるのだろうか‥。そんな気になるブログをちらほら見かける今日このごろである。

春の季語一覧
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和歌と短歌と俳句の違い

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